「外壁塗装をそろそろ考えていたら、塗料が値上がりしていると聞いた」——2026年、そんな不安を持つ方が増えています。テレビやネットで「ナフサショック」という言葉を見て、今やるべきか、それとも落ち着くまで待つべきか、迷っていませんか。先に結論をお伝えすると、値上げは実際に起きていますが、「今すぐ焦って決める」必要はありません。大切なのは、値上げの背景と、いくらぐらい上がるのかを正しく知り、そのうえでご自宅の外壁の状態とあわせて冷静に判断することです。この記事は、そのための判断材料をまるごと整理した保存版です。
外壁塗装しようと思ってたら、塗料が値上がりしてるって…。今のうちにやった方がいいんでしょうか?それとも待った方が?
その迷い、よく分かります。値上げは本当に起きています。でも”煽られて即決”がいちばん危ない。今日は、値上げの中身・いくら上がるか・そして家の状態での正しい判断のしかたまで、一緒に整理していきましょう。
この記事では、なぜ塗料が値上がりしているのかという仕組みから、費用は実際いくら上がるのか、今やる場合と待つ場合それぞれの注意点、そして値上げ局面で損をしない業者選びまで、順を追って解説します。読み終わるころには、あなたのご家庭にとって「今やるべきか、待つべきか」がはっきり判断できるはずです。
ナフサショックとは?なぜ塗料が値上がりしているのか
まず結論から言うと、塗料が値上がりしているのは、塗料の原料である「ナフサ」が高騰しているからです。ナフサは原油からつくられる石油由来の原料で、塗料やシンナー(薄め液)の大もとになっています。このナフサの価格が2026年に大きく上がったことで、塗料メーカー各社が相次いで値上げを発表しました。これが、いわゆる「ナフサショック」と呼ばれている状況です。
ナフサって初めて聞きました。塗料って、そんなに石油からできてるんですね。
そうなんです。特にシンナー(薄め液)や溶剤系の塗料は石油由来の割合が高い。だから原油が上がると、塗料も一緒に上がる。ウッドショックで木材が上がったのと同じことが、塗料で起きていると考えると分かりやすいですよ。
塗料は、色をつける顔料、塗膜をつくる樹脂、それを溶かす溶剤(シンナー)などからできています。このうち樹脂や溶剤の多くが石油由来で、原料をたどるとナフサに行き着きます。だから、ナフサが高くなれば塗料の製造コストが上がり、メーカーは値上げをせざるを得なくなる——これが値上がりの基本的な仕組みです。
ナフサが高騰した背景には、中東情勢を背景とした原油の供給不安があるとされています。原油は世界情勢の影響を受けやすく、供給が不安定になると価格が跳ね上がります。塗料はその原料に石油を多く使うため、原油・ナフサの高騰がそのまま塗料の値段に響く構造になっているのです。
過去に「ウッドショック」で木材が高騰し、住宅の建築費が上がったのを覚えている方も多いと思います。今回の塗料の値上げは、いわば塗料版のショックです。原料の高騰という、塗装会社にも施主にもコントロールできない世界規模の事情で起きているのが特徴で、誰かが不当に値上げしているわけではありません。この「なぜ値上がりするのか」の仕組みは、なぜ塗料は値上がりする?ナフサ不足と外壁塗装への影響でもやさしく解説しています。
2026年、塗料はどれくらい値上がりした?
2026年、塗料メーカー各社は相次いで値上げを発表しました。報じられている範囲では、水性塗料でおよそ15〜25%、溶剤(シンナー)系でおよそ20〜30%程度の値上げとされ、シンナー類はさらに大幅な値上げが報じられています。製品や時期によって幅があり、今後さらに調整される可能性もあるため、正確な金額は施工を依頼する会社に確認するのが確実です。
値上げは価格だけの話ではありません。一部では材料が入手しづらくなり、受注をいったん止める会社も出ていると報じられています。つまり「お金を出せばすぐ塗れる」とは限らない状況も、地域や時期によっては起きています。
| 影響 | 内容 |
|---|---|
| 塗料の価格 | 各社が値上げを発表(水性15〜25%・溶剤20〜30%程度とされる) |
| シンナー・溶剤 | 石油由来の割合が高く、値上げ幅が大きいと報じられる |
| 材料の入手 | 一部で入手難・受注停止も報じられる |
| 見積もりへの反映 | 材料費が上がるぶん、総額がじわじわ上がりやすい |
数字は日々変動しますので、あくまで「値上げの傾向がある」という前提で受け止めてください。断定的な金額を約束する会社より、今の状況を正直に説明してくれる会社のほうが信頼できます。塗料の値上げが「いつまで続くのか」の見通しは、塗料値上げはいつまで続く?で整理しています。
外壁塗装の費用は結局いくら上がる?
いちばん気になるのは「うちの場合、いくら上がるのか」だと思います。先に大事な点をお伝えすると、塗料が値上がりしても、外壁塗装の総額がその値上げ幅と同じ割合で上がるわけではありません。外壁塗装の費用は塗料代だけで決まらないからです。
一般的に、材料費が工事全体に占める割合はおよそ2〜3割とされ、残りは足場代・人件費・下地処理などです。つまり、塗料が15%上がっても、その値上げがかかるのは全体の2〜3割の部分。総額への影響は、それより小さくなるのが一般的です。とはいえ、数万円〜十数万円単位で総額が上がることは十分あり得ます。
各社の調査や試算では、契約する時期が遅くなるほど値上げの影響が大きくなる、という見方が示されています。あくまで一つの目安で、地域・建物・依頼先によって変わりますが、傾向をつかむ参考になります。
| 契約の時期(目安) | 費用への影響(試算の一例) |
|---|---|
| 早めの時期 | 現行価格に近い水準で契約できる場合がある |
| 中間の時期 | 数万円程度の上乗せが出はじめるとされる |
| 遅い時期 | 十数万〜二十数万円程度の上乗せの試算もある |
時期が遅くなるほど上がるかも、っていう試算もあるんですね…。じゃあ早い方がいいのかな。
そう見えますよね。でも大事なのは”金額の試算”より”あなたの家の状態”。上の表はあくまで目安で、地域や会社で変わります。断定的な金額に振り回されず、次で説明する『やるべきか待つべきか』の考え方で判断しましょう。
上の金額はあくまで各種調査・試算にもとづく一例で、将来の価格を保証するものではありません。「◯月までに契約すれば必ず◯万円安い」といった断定には注意し、正確な見積もりは複数の会社に確認するのが確実です。
結局のところ、「うちはいくら上がるのか」を正確に知るには、実際に自宅の外壁を見てもらい、見積もりを取るのが一番です。ネットの平均額や試算はあくまで参考で、建物の状態や地域によって金額は変わります。値上げのニュースの数字だけで一喜一憂せず、自分の家の実際の見積もりを基準に判断する——これが、費用の面でも後悔しないための出発点になります。
上がっているのは、実は塗料だけではない
見落とされがちですが、外壁塗装の費用を押し上げているのは塗料だけではありません。近年は、工事にかかるさまざまなコストが同時に上がっています。だから「塗料が少し下がれば工事費も元に戻る」と単純には考えにくいのです。
- 燃料費:職人の移動や機材の運搬にかかるガソリン代なども上昇傾向
- 人件費:建設業全体の人手不足を背景に、職人の人件費が上がっている
- 足場代:鋼材など資材価格の影響を受けやすい
- 付帯部の材料:雨どい・軒天などの樹脂系部材も、石油由来のため値上がりの影響を受ける
つまり、外壁塗装の値上がりは「ナフサショックによる塗料の高騰」に、こうした燃料・人件費・資材の全体的な上昇が重なって起きています。塗料だけを見て「もう少し待てば下がる」と判断すると、全体像を見誤ることがあります。費用は、複数の要因が合わさって決まると理解しておきましょう。
この点は、「待つべきか」を考えるうえでとても重要です。仮に塗料の価格が今後少し落ち着いたとしても、人件費や足場代といった他のコストがすぐに下がるわけではありません。建設業界の人手不足は構造的な問題で、短期間で解消するものではないからです。だから「塗料が下がるのを待てば、工事費全体が安くなる」とは考えにくいのが現実です。値上げの一部だけを取り出して一喜一憂するより、「工事費は全体的に上昇傾向にある」という前提で、ご自宅にとって必要なタイミングを見極めるほうが、結果的に賢い判断につながります。
値上げの今、外壁塗装は「やるべきか・待つべきか」
ここが、この記事のいちばんの本題です。先に正直にお伝えすると、「全員が今すぐやるべき」でも「全員が待つべき」でもありません。判断は、値上げの動向よりもご自宅の外壁の状態で決めるのが基本です。次の考え方で整理してみてください。
- 外壁に劣化のサインが出ているなら、値上げに関係なく早めの検討を:ひび割れ・色あせ・チョーキングなどが出ている場合、放置すると建物自体を傷めます。値上げを待つより、傷みの進行を止めるほうが結果的に安く済むことが多いです
- まだ劣化していないなら、無理に前倒しする必要はない:塗装は「早ければ良い」ものではありません。適切な時期に行うのが基本で、値上げだけを理由に急ぐ必要はありません
- 迷ったら、まず現状を診てもらう:外壁の状態は素人には判断しづらいものです。無料の点検・診断を受けて、「今やるべき状態か」を確認するのが確実です
『今のうちにやらないと損しますよ』って言われたら、つい焦っちゃいそうです…。
そこは要注意。値上げを理由に即決を迫る営業には気をつけてください。本当に良い会社は、あなたの家の状態を見て『今は必要ない』とも言ってくれます。判断の主役は、値上げではなく、あなたの家の状態ですよ。
値上げの動向は、専門家でも正確には読み切れません。読めないものを基準にするより、自分で確かめられる「家の外壁の状態」を基準にする。これが、値上げ局面で後悔しないための一番の軸になります。
言い換えれば、判断はとてもシンプルです。「傷んでいるなら、値上げに関係なく早めに直す」「傷んでいないなら、値上げを理由に無理に急がない」——この2つだけ。値上げのニュースは、あくまで「そろそろ我が家の外壁を一度チェックしてみよう」と気づくきっかけと捉えるのがちょうどよい距離感です。焦って動くのでも、思考停止で待つのでもなく、まず現状を知る。そこから始めれば、値上げ局面でも落ち着いて最善の選択ができます。
「今やる場合」「待つ場合」それぞれの注意点
どちらを選ぶにしても、押さえておきたい注意点があります。フェアに両方見ておきましょう。
今やる場合の注意点
- 材料が入手しづらい時期は、工期が延びることがある。余裕を持ったスケジュールで依頼する
- 「値上げ前だから今だけ安い」といった期間限定を過度に強調する会社は慎重に見る
- 焦って1社だけで決めず、相見積もりで内容を比べる
- 契約を急がされても、見積もりの内訳をきちんと確認してから判断する
待つ場合の注意点
- 値上げがいつ落ち着くかは誰にも分からない。「待てば安くなる」とは限らず、さらに上がる可能性もある
- 待っている間に外壁の劣化が進むと、補修費用が増えることがある
- 劣化を放置すると、雨水の侵入など建物本体のダメージにつながるおそれがある
- 塗料以外(燃料・人件費・足場)も上昇傾向のため、待っても総額が下がる保証はない
どちらにも一長一短があります。大切なのは「値上げ」という一点だけで決めず、家の状態・予算・タイミングを総合して判断することです。
外壁の劣化サインの見分け方
「家の状態で判断」と言っても、どこを見ればいいのか分かりにくいですよね。外壁が「そろそろ塗り替え時」かどうかは、次のようなサインで見分けられます。ご自宅の壁を、一度チェックしてみてください。
- チョーキング:外壁を手で触ると、白い粉がつく状態。塗膜が劣化して防水性が落ちているサインです
- 色あせ・変色:全体的に色がくすんできたら、塗膜が紫外線で傷んできている合図
- ひび割れ(クラック):細いヘアークラックから、指が入るような大きなひびまで。大きいものは早めの対処が必要
- 塗膜の剥がれ・膨れ:塗装が浮いたり剥がれたりしていると、下地に水が回りやすくなっています
- コーキングの劣化:外壁の目地(継ぎ目)のゴム状の部分が、ひび割れたり痩せたりしている
これらのサインが複数出ている場合は、値上げの動向に関係なく、早めに点検・診断を受けることをおすすめします。逆に、これらがほとんど見られないなら、慌てて前倒しする必要はありません。自分では判断が難しいときは、無料の外壁診断を利用して、プロの目で「今やるべき状態か」を確認するのが確実です。
とくに注意したいのが、劣化を放置したときのリスクです。外壁塗装は、見た目をきれいにするためだけのものではなく、建物を雨や紫外線から守る「防水の役割」を担っています。塗膜が劣化して防水性が落ちると、ひび割れやコーキングの隙間から雨水が壁の内部に入り込みます。すると、内部の下地や柱が湿気で傷み、塗装だけでは済まない大がかりな補修が必要になることがあります。こうなると、費用は外壁塗装の何倍にもふくらみかねません。「値上げを避けようと待った結果、家の傷みが進んで高くついた」というのは、最も避けたい失敗です。だからこそ、判断の主役を「値上げの金額」ではなく「家を守れる状態かどうか」に置くことが大切なのです。
値上げ局面で失敗しない業者選び
値上げが続く今だからこそ、信頼できる業者を選ぶことが、余計な出費を防ぐいちばんの近道です。値上げに便乗した不透明な見積もりや、不安を煽る営業も出やすい時期だからです。次のポイントを確認しましょう。
- 見積もりの内訳が明確か:「一式」ではなく、塗料・足場・下地処理などが項目ごとに分かれているか。使う塗料のグレードまで書かれていると安心です
- 値上げの理由を正直に説明してくれるか:ごまかさず、今の状況を分かりやすく話してくれる会社は信頼できます
- 即決を迫らないか:「今日決めれば」と急かす会社より、考える時間をくれる会社を選びましょう
- 診断・説明が丁寧か:劣化の状態を写真で見せ、なぜ塗装が必要かを納得できるように説明してくれるか
値上げのときこそ、安さより”正直に説明してくれるか”で選ぶのが大事なんですね。
その通りです。値上げの説明をきちんとできる会社は、それだけ誠実で勉強もしている証拠。安さだけで飛びつかず、信頼できる相手を選べば、値上げ局面でも失敗しませんよ。
相見積もりの取り方と比べ方
値上げ局面では、相見積もりを取ることが特に大切です。値上げに便乗した高すぎる見積もりや、逆に手抜きにつながりかねない安すぎる見積もりを見分けるために、複数社を比べましょう。ポイントは次の通りです。
- 2〜3社に依頼する:多すぎても比べきれません。2〜3社が現実的です
- 同じ条件で依頼する:使う塗料のグレードや塗る範囲をそろえないと、金額だけ比べても意味がありません
- 「一番安い」ではなく「内訳が納得できる」で選ぶ:極端に安い見積もりは、塗る回数を減らす・安い塗料を使うなどの理由が隠れていることがあります
- 対応の丁寧さも比べる:質問への答え方、説明の分かりやすさ、返信の速さも、信頼できる会社かどうかの判断材料になります
相見積もりは「値切るため」ではなく、適正な価格と信頼できる会社を見極めるためのものです。値上げで金額が読みにくい今だからこそ、複数の見積もりを並べて、内容で判断することが後悔を防ぎます。
外壁塗装の費用相場|値上げを踏まえた目安
「そもそも外壁塗装って、いくらぐらいかかるもの?」という方のために、費用の全体像も押さえておきましょう。金額は建物の大きさ・形状・使う塗料・傷み具合で大きく変わるため一概には言えませんが、一般的な目安を知っておくと、見積もりが適正かどうかの判断に役立ちます。
戸建て(30坪前後)の外壁塗装は、一般的におよそ80万〜150万円程度が目安とされることが多いです。屋根塗装も同時に行う場合は、これより高くなります。この幅が大きいのは、次のような要素で費用が変わるためです。
| 費用を左右する要素 | 内容 |
|---|---|
| 建物の大きさ・階数 | 塗る面積が広いほど、塗料も足場も増える |
| 使う塗料のグレード | シリコン・フッ素・無機など、耐久性が高いほど高価 |
| 傷み具合・下地の状態 | ひび割れやコーキングの補修が必要だと追加費用 |
| 足場の設置条件 | 隣家との距離や敷地の形で変わることがある |
そして2026年は、ここにナフサショックによる塗料の値上げが上乗せされます。前述の通り、材料費は工事全体の2〜3割程度のため、総額がその値上げ幅と同じだけ上がるわけではありませんが、従来の相場より数万円〜十数万円ほど高くなる傾向にあると考えておくとよいでしょう。
ここで大切なのは、相場はあくまで「目安」だということです。「相場より安いから良い」「高いからぼったくり」と単純には判断できません。安すぎる見積もりには理由(塗る回数を減らす・安価な塗料)が隠れていることもあります。相場を頭に入れたうえで、内訳が明確で、内容に納得できる見積もりを選ぶことが、値上げ局面で失敗しないコツです。
値上げ局面でも費用を抑える現実的な方法
「値上げは避けられないなら、少しでも抑える方法はないの?」と思いますよね。魔法のような方法はありませんが、賢く進めることで、納得感のある費用に近づけることはできます。現実的なポイントを挙げます。
- 相見積もりで適正価格を見極める:前述の通り、2〜3社を同じ条件で比べることで、値上げに便乗した高すぎる見積もりを避けられます
- 塗料のグレードを目的に合わせて選ぶ:高耐久な塗料ほど価格は上がりますが、塗り替えの周期が延びるため、長い目で見ると割安になることもあります。逆に、次の建て替え予定が近いなら、過剰なグレードは不要です。「何年もたせたいか」から逆算して選ぶのがコツです
- 外壁と屋根をまとめて依頼する:足場は外壁塗装で最もお金のかかる要素の一つです。屋根も同時期に塗り替えるなら、足場代を一度で済ませられるぶん、別々に頼むより効率的です
- 火災保険・補助金が使えないか確認する:条件が合えば負担を軽くできる可能性があります(後述)
- 必要な工事に絞る:傷んでいない部分まで一度にやる必要はありません。優先順位をつけ、本当に必要な範囲から進める選択肢もあります
大切なのは、「安さ」だけを追わないことです。値上げ局面では、極端に安い見積もりは、塗る回数を減らしたり質の低い塗料を使ったりといった”見えないコストカット”が隠れていることがあります。数年で塗り替えが必要になれば、かえって高くつきます。「適正な価格で、長くもつ施工」を選ぶことが、結果的に一番の節約になります。
値上げでよくある失敗と後悔
最後に、値上げ局面で施主が陥りやすい失敗を挙げておきます。先に知っておくだけで、同じつまずきを避けられます。
1. 「今だけ」に煽られて即決してしまう:値上げの不安につけ込まれ、相見積もりも取らずに契約。あとで「もっと比べればよかった」と後悔するパターンです 2. 安さだけで業者を選んでしまう:一番安い見積もりに飛びついたら、塗る回数が少なく、数年で塗装が剥がれてきた——という失敗。安さの裏にある理由を確認しないのは危険です 3. 待ちすぎて劣化が進む:「値上げが落ち着くまで」と待っているうちに、ひび割れから雨水が入り、下地の補修まで必要に。塗装費用より高くつくこともあります 4. 値上げの説明をしない業者に頼んでしまう:なぜ高いのかを説明できない、あるいはごまかす会社は、施工内容も不透明なことが多いです 5. 相見積もりの条件をそろえなかった:塗料のグレードや範囲が違うまま金額だけ比べて、安い方に決めたら中身が全然違った、という失敗もあります
これらに共通するのは、「焦り」と「情報不足」です。値上げは確かに不安ですが、慌てて決めるほど失敗しやすくなります。この記事で整理した「家の状態で判断」「相見積もりで比べる」「値上げを正直に説明する会社を選ぶ」を押さえれば、値上げ局面でも後悔のない選択ができます。
補助金や火災保険は使える?
値上げで負担が増えるぶん、「補助金や火災保険で少しでもカバーできないか」と考える方も多いです。結論としては、条件が合えば使える場合がありますが、いずれも要件があり、年度や自治体、契約内容によって扱いが変わります。
- 補助金・助成金:省エネ塗料(遮熱・断熱塗料)などを対象に、自治体が助成しているケースがあります。実施の有無・条件はお住まいの自治体の最新情報を必ず確認してください
- 火災保険:台風・雪などの自然災害で外壁が傷んだ場合、条件を満たせば保険が使える可能性があります。ただし経年劣化は対象外が一般的で、適用可否は保険会社への確認が必要です
「補助金で必ず安くなる」「保険で無料になる」といった断定的な勧誘には注意しましょう。制度は変わりますし、条件を満たさないケースも多いです。くわしくは外壁塗装の値上げ、補助金や火災保険で負担は減らせる?で整理しています。
まとめ|値上げに焦らず、家の状態で判断を
値上げのニュースに焦ってましたけど、大事なのは”うちの外壁がどうか”なんですね。まず一度、状態を見てもらおうと思います。
それがいちばん賢い進め方です。値上げは事実、でも判断の主役はあなたの家。状態を正しく知って、信頼できる会社と相談すれば、値上げ局面でも後悔のない選択ができますよ。
ナフサショックによる塗料の値上げは、2026年に実際に起きている出来事です。ただし、「値上げ=今すぐ焦って契約」ではありません。最後に、判断のポイントをまとめます。
1. 値上げの背景を正しく知る:ナフサ(石油原料)の高騰が原因。材料費への影響であって、工事費がまるまる同じ割合で上がるわけではない 2. 上がっているのは塗料だけではない:燃料・人件費・足場も上昇傾向。待っても総額が下がる保証はない 3. 判断の基準は「家の外壁の状態」:劣化サインがあれば早めに、なければ無理に急がない。まずは点検・診断を 4. 信頼できる会社を選ぶ:内訳が明確・値上げを正直に説明・即決を迫らない会社を、相見積もりで見極める
値上げのニュースに振り回されず、ご自宅の状態と向き合って判断する。それが、値上げ局面で後悔しないための一番の方法です。
よくある質問(FAQ)
Q1塗料の値上げはいつまで続きますか?
Q2値上げしているなら、今すぐ塗った方がお得ですか?
Q3塗料が値上がりすると、工事費はどれくらい上がりますか?
Q4「値上げ前の今だけ安い」と言われました。信用していいですか?
Q5待っていれば、また塗料は安くなりますか?
Q6材料が入手できず工事できないことはありますか?
Q7外壁が塗り替え時かどうか、自分で分かりますか?
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